自己破産Q&A


Q 自己破産とは何のことですか?

 「自己破産」とは、借金の返済が不能になった場合に、あなたの財産を必要な範囲で金銭にかえて、全貸主に公平に分配する代わりに、借金をすべて帳消しに出来る手続きのことです。


Q 自己破産をした後も、借入先へ返済する必要があるのでしょうか?

 免責されれば、返済する必要はなくなります。


Q 免責とは何のことですか?

 簡単に言うと、「自己破産」をして借金がチャラに出来ることです。

 免責の許可、不許可については、あなたが借金をするに至ったきっかけや、家計の収支、財産の状況など様々な事情を考慮して、裁判官が最終的な判断をします。

 下記はその免責が「認められない」理由の一例になります。ただ、例えばギャンブルで自己破産しないといけない場合でも、裁判所の考えによっては、免責を認められたケースもあります。諦めずにご相談下さい。

 


Q 免責が認められないことがあるのでしょうか?

【免責が認められない理由】

・債権者を害する目的で、財産を隠したり、損壊したりして、その価値を不当に減少させる行為をした場合

・浪費やギャンブルによって、過大な借金をした場合

・破産決定の一年以内の間に、破産の原因となる事実があることを知っていながら、相手を騙してクレジットカードなどの信用取引で財産を得た場合

・帳簿や財産に関する書類を隠したり、偽造・変造したような場合

 

・裁判所に対し、破産に至った経緯などに関する説明を拒否したり、またはウソの説明をした場合


Q 自己破産をすると戸籍に記載されたりしますか?

 戸籍や住民票に「自己破産」をした事実が記載されることはありません。選挙権がなくなることもありません。
 「自己破産」手続が終了した後には就職が制限されることはありません。


Q 自己破産のデメリットはありますか?

 「自己破産」手続きは、原則として住宅(持ち家)を手放さなければなりません。
 「自己破産」の手続の期間中は、特定の資格を必要とする職業に就くことが制限されます。

 「自己破産」をすると信用情報機関(いわゆるブラックリスト)に 「自己破産」をした事実が登録されてしまいます。5~7年程度は新たな借金やローンを利用することが制限されます。
 免責確定後の7年間は原則として再び「自己破産」は出来ません。


Q 失業して収入がなく、借金の返済を続けていくことができません。どうすればよいですか?

 返済を続けていける見込みがなければ、自己破産の手続(破産手続開始及び免責許可の申し立て)を取ることが考えられます。

 裁判所が破産の手続開始の決定をすると、預貯金、土地や建物、新車などの財産は原則として債権者への配当に備えて裁判所が選任する破産管財人の管理下におかれます。

 ただし、債権者の配当に当てられるだけの財産が残っていない場合は、通常破産手続き開始の決定と同時に破産手続が廃止され(同時廃止)、破産管財人は選任されません。

 その後、裁判所は、借金などの返済義務(債務)を免除するかどうかについて決定します(免責許可の決定)。ギャンブルやクレジットカードの使い過ぎで借金がふくらんだなどの事情(免責不許可事由)がある場合、免責が許可されないこともあります。